JEAN MICHEL MORTREAU

ABOUT CHOCOLATE

BEAN TO CHOCOLATEビーン・トゥ・バーに挑み、
オーガニック農園を旅して。

私は2015年から、Bean to Barを手がけています。これは、カカオ豆の選定から焙煎などの加工までショコラティエが行う製法です。焙煎の時間や温度を調整しながら収穫 ごとに異なるカカオの個性を引き出し、イメージするショコラをつくる挑戦に、私は夢中になりました。そして、カカオの神秘に近づくために、ドミニカ共和国でアグロフォレストリー( 森を再生しながら行う農業)に取り組む農園を訪れたのです。多様な樹木の性質をいかし森とカカオを共に育てる姿。カカオポッドから現れる、みずみずしい果肉と生豆。発酵がもたらす芳香。農園は発見に満ちあふれ、私は奇跡の木とも呼ぶべきカカオと、育てる人々の知恵に尊敬の念を抱きました。

千年の時を超えて、水面に輝く塩の花。

オーガニックカカオを育てる森へ。奇跡の果実に出会う旅

オーガニックカカオとショコラの奥深い関係に魅せられた私は、カカオ農業そのものを知るために、ドミニカ共和国でアグロフォレストリー農法を営む農園を訪れました。 農園の名は「エデン」。

光や土や水をわかちあう森を守りながら、人々はカカオを大切に育てています。
彼らが自然ともに生きる光景は、まさに「楽園」でした。この旅から、ファーム・トゥ・ショコラ( 農園から関わるショコラづくり)という夢がさらに広がりました。

ショコラで、世界を幸せにしたい。果てしない夢はつづく。

世界には約7 0 0 万戸のカカオ農園があります。その中からカカオに対する想いをわかちあえる生産者に巡りあったことは、幸運でした。カカオ農園とショコラティエが互いの姿勢を理解し、対等な信頼関係を結ぶことは、とても大切なことだからです。ショコラティエが農園と直接、適正な価格で取引することで、農園が安定した質と量のオーガニックカカオを栽培することにつながると、ジャン=ミッシェルは信じています。 さらに生産技術や設備の支援を行うことで、カカオの品質が磨かれ、よりおいしいショコラをつくることができるのです。結果的に、農園で働く人たちが経済的に自立し、生活の質が高まれば、地域社会の発展にもつながっていきます。支援を細く長くつづけるには、さまざまな壁を超えなければなりません。しかし、こうした挑戦からカカオとショコラの間にいくつものよいサイクル( 循環)が生まれれば、森や生きもの、人の暮らしが豊かに調和する姿が見えてくるはずです。 おいしいショコラは、自然のいのちから生まれます。そのことを世界中の皆さんが知ってくださり、人と地球の豊かさを考えるきっかけが生まれるように、J M M のショコラが架け橋となりたい。育てる人、つくる人、食べる人、贈る人が幸せをわかちあえる世界こそ、ジャン=ミッシェルの果てしない夢なのです。